【読んだ】起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと/磯崎哲也

月曜日, 12月 20th, 2010 | 読んだ本
【読んだ】起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと/磯崎哲也miyasho88 blog

この記事の所要時間: 452

「起業とお金」についての本


isologueでお馴染みの磯崎哲也さんの「起業のファイナンス」を読みました。
この本は、ベンチャー企業の財務についての本です。

起業して > 会社を設立して > 最終的にIPO/バイアウトする。
この過程に沿う形で、財務面のポイントや注意点が概論的に書かれています。


ぼくは今年の2月~6月の非常に短い時間ですが、フリーランスとして仕事をしていました。
(現在は、そのとき声を掛けてもらった会社で働いています)

ので、起業についての本はいくつも読んだことがありますし、本屋でよく手に取ります。

でも、そのほとんどは自己啓発本の類だったり、
もしくはマネジメント、経営学に特化した本がほとんどで、財務面についてはほぼ学ぶことはできません。


この本は、他の本で学ぶことがでいなかった財務面、平たく言えば「起業とお金」について学ぶことがでます。



どんなことが書いてあるの?


<目次>
序章:なぜ今「ベンチャー」なのか?
第1章:ベンチャーファイナンスの全体像
第2章:会社の始め方
第3章:事業計画の作り方
第4章:企業価値とは何か
第5章:ストックオプションを活用する
第6章:資本政策の作り方
第7章:投資契約と投資家との交渉
第8章:種類株式のすすめ


目次はこんな感じ↑です。

ぼくが一番興味深かいと思った「第2章 会社の始め方」を例にもっと具体的に紹介します。



「第2章 会社の始め方」の内容紹介


↓これは株式会社NIKKOの創業者 加藤順彦さんのtweetですが、
「第2章 会社の始め方」には、まさにこういう失敗をしない為のポイントと注意点が書かれています。

当初の資本政策の建て付けが、無知ゆえにうまくなかったことを結果として何年も引きずっちゃってる例をいくつも見てきた。そういうの見るのは、なんともやりきれない。less than a minute ago via Echofon



ざっくりまとめると、第2章は下記のような内容です。

<ざっくり第2章の内容>
・そもそも会社/法人って何?
・「個人事業主」と「会社」ではどっちがいいのか?
・会社の種類はどれにすればいいの?
・法人化のタイミングと注意点
・資本金っていくら用意すればいいの?
・現物出資の活用法と、その注意点
・エンジェルから投資を受ける際の注意点
・ベンチャーキャピタルとの交渉における注意点
・創業期の資本政策はとても重要です!


創業期のファイナンスのポイントやタイミング、
それらの注意すべき点についてわかりやすく解説してあります。

「ちょっと難しそう」と思われるかもしれませんが、「会社とは?」「法人とは?」という基礎知識からはじまっているので、
起業に関する知識がほとんどないという人でも問題なく読み始められると思います。

また、ミクシィやはてな等をはじめとした数多くのベンチャーに関わってきた著者だからこそわかるような、
ぶっちゃげた内容も書いてあり、非常に興味深いです。

元ライブドア社長の堀江さんも、自身のブログでこのように紹介されていました。

確かに私が起業した1996年にこの本があったらもっとうまくやっていたのになあ、と思わせる本。




これは入門書


会計・財務についてはド素人の僕がスラスラ読めるほど読みやすかったです。

先ほどの第2章と同様、他の章も「○○とは?」「○○は重要なのか?」
という内容から始まっているので予備知識がなくても問題なく読めると思います。

文章も、口語で噛み砕いて書いてあるので、大学の教科書なんかよりずっと読みやすいです(笑)

本書は、ベンチャー起業がファイナンスを勉強する際の代表的な入門書的存在になるではないでしょうか。
起業を少しでも考えている人は読んで損はない一冊だと思います!



 

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