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インターネット接続NGの試験なんてオワコン。これから学生が生きていく環境下で試験をしようよ

2011/12/19
インターネット接続NGの試験なんてオワコン。これから学生が生きていく環境下で試験をしようよmiyasho88 blog

この記事の所要時間: 452

デンマークの大学が試験中のインターネットへのアクセスを許可した話


デンマークはじまってる。/デンマークの大学で試験中のインターネットへのアクセスを許可 http://t.co/Nm4N2xlH
@miyasho88
Shoji Miyata


● デンマークの大学で試験中のインターネットへのアクセスを許可(記事紹介) | カレントアウェアネス・ポータル

これ、賛否両論ありましたが、僕は素晴らしいなと思っています。理由は2つ。


 【1】 試験が「学生たちがこれから生きていく環境」の下で行われる

 【2】 評価に対する「暗記力」の割合が下がり「理解度」の割合が上がる



以降、大学の試験の目的が「講義の内容を理解し、現実社会で役立てるレベルにまで昇華しているか?のチェックとその理解度の評価」という前提で書いてます。


【1】 試験が「学生たちがこれから生きていく環境」の下で行われる
  (現実社会での実力に近づく)


ここでいう「学生たちがこれから生きていく環境」は「常時ネット接続が可能な環境」のことです。

何も調べず書きますが、2011年12月現在、日本の東京都に住んでいるのであれば、圏外や、スマフォの電池切れを考慮しても、少なくとも1日の8割以上の時間はネットに接続できる状態で生活していると思います。

大学卒業後、就職/起業をすれば、ネットの使用頻度は更に高まります。社内・社外を問わず連絡やコミュニケーションにはネットを使用しますし、企画を考えるのにもネットは不可欠ですし、先輩に質問をすれば「まずはググれカス」とやんわり言われちゃいます。会社のネットが落ちようものなら「仕事にならん」とボヤいてみんな業務放棄しちゃうようなご時世です。

そんな時代を生きている学生たちに、ネット環境のないところでの試験を受けさせたところで、本当の実力が評価できるのでしょうか?

ぼくはNOだと思います。

そんなの、ダイビング免許の試験を水に潜らず陸上のみで実施しているようなもんじゃないかと。試験やるなら、もっと現実社会に近い環境で試験したほうがいいに決まっている。


【2】 評価に対する「暗記力」の割合が下がり「理解度」の割合が上がる


ぼくは大学時代ほとんど講義に出ませんでした。試験直前に講義の内容を「暗記」さえしとけば、単位はだいたい取得できたからです。

例えば「経営学入門1」(講義名はうろ覚え)という講義がありました。その講義の試験問題に「初期のセブンイレブンが日本で成功した要因を◯百文字程度で書きなさい」みたいな問題が実際にありました。

これ、講義で習ったことそのまんまなんですよね。教科書に書いてあるし、教科書なくても(昼飯代と引換えに)友達からノート借りて2〜3日かけて「暗記」だけしちゃえばこと足りるような内容なんです。講義にも全然出ず、応用も効かせられない程度の浅い浅い理解度なのに暗記さえしとけばA評価とかもらえるんです。

「理解度」よりも、「暗記力」で評価されちゃう試験なんておかしいと思うんですよね。

でも仮に、セブンイレブンではなく、講義で紹介していない企業を試験問題にしても、その企業のことを知らなければ、材料がなさすぎて答えられない学生が続出、「運」の要素が強くなり、試験がその役割を果たせなくなっちゃうと思います。

これがもし、試験でのネット接続が許可された場合、Googleや、Twitter検索、ニュースサイト等でいくらでもその企業の情報が調べられるし、SNSで知り合いの意見を聞いたり、ディスカッションをすることもできる。講義で習った内容をちゃんと応用が効かせられるくらい理解していれば、フレームワークを当てはめたり、他社の事例を引き合いにだしたり、いろいろと創意工夫の効いた回答をすることもできると思うんです。(SNSはカンニング的な観点で微妙かもしれませんが)

講義で習った内容をなぞるだけの試験では、「暗記力」が評価に大きな影響を及ぼし、本当に重要な「理解度」は測れない。だからと言って、講義で紹介していない内容を問題にしては「運」の要素が強くなってしまう。

もし、試験中のネット接続が可能になれば、評価に対する「暗記力」の割合が下がり、最も重要な「理解度」が評価されやすくなると思う次第です。



「暗記は不要」「すべての試験はネット接続すべき」とは思ってない


但し、「暗記はぜんぶ不要だ!やる意味ない!」と思っているわけではありません。理解度を深めるには、基礎知識の「暗記」は当然必要でしょう。しかし、現在の試験では、評価に対する暗記の影響力が大きすぎると感じます。

同様に、「すべての試験をネット接続可の環境でやれ!」とも思っていません。ネット接続したほうが本当の実力が測れる試験と、そうでない試験はもちろんあると思っています。

ざっくりとした分け方ですが、「基礎はネット接続不可の環境」「応用はネット接続可の環境」ぐらいが適切かと。


だから、1年間通年の講義で前期と後期で2度の試験あったとしたら、最低でも、後期試験ぐらいは、これから学生たちが実際に生きていく「ネット接続が可能な環境の下」で、試験をやったほうがいいんじゃないですか!!!!!

と激しく思ってる次第です。


まあ、大学生でもなんでもない自分にはどうでもいい話っちゃそうなんですが、自分がもし採用なりなんなりで誰かを試験する必要に迫られたときは、必ずネット接続OKで試験しようと心の底から思う。



蛇足:
・僕はWEB業界で働いているので考え方だいぶ偏ってるとは思います。
・「ネット接続NGの試験なんてオワコン」は「男なんてみんな浮気する」くらいのざっくり感で受け取って頂けると幸い。


 


学習定着率を表した「Learning Pyramid」

2010/12/16
学習定着率を表した「Learning Pyramid」miyasho88 blog

この記事の所要時間: 25

結果の出ない努力は、努力とは呼ばない


努力をするのであれば、時間を投資するのであれば、同じ時間で最大限の効果をあげたいですよね。


先日、「Learning Pyramid」 というものを知りました。学習方法による定着率の違いを表したピラミッドです。

見てのとおり、講義や読書などの情報を受け取るだけの学習方法は定着率5%~10%と低く、
逆にチームでの積極的な学習方法ほど効果が高いということを表しています。

learning pyramid

参照:http://www.transformingteams.com.au/results/




ワークショップの話


話は変わりますが、友人の @kenmountnorth 君たちが主催している「PRlabo」というPR系の勉強会に、
最近ちょくちょく参加させてもらっています。(PRlaboのツイッター ⇒ @PRLABO

僕が参加した回はすべて講義+ワークショップというスタイルで、最初にゲスト講師による講義を行い
その後、講義で得た情報などを元に4,5人くらいのチームでワークショップを行います。


ワークショップを 「Learning Pyramid」 にあてはめると、
「Practice By Doing」と「Discussion Group」のあたりで50%~75%の定着率ということでしょうか。

実際、ワークショップでやったことは2~3ヶ月たってもしっかり覚えているんですよね。

更に、講義で得た情報をその場でワークショップに活用しているので、
講義内容の定着率も確実にアップしていると思います。

そして何よりワークショップはとても楽しいです。



どうせ同じ時間を投資するなら


話は戻りますが、どうせ同じ時間を投資するのであれば、
最大限の効果を発揮して、しかも楽しい方法で投資したいですよね。


今後は、「講義だけか?」「ワークショップもあるのか?」というのを、
セミナー等への参加の基準のひとつにしてもいいかなとも考えています。


来年は1週間に1回、最低でも2週間に1回くらいは
こういったワークショップに参加する機会をつくっていこうと思っている次第です。


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