努力は難しい
努力は才能といいますが、本当にそう思います。
私は努力がとても苦手でした。
例えば大学受験。わたしは受験勉強に真剣に取り組むことができず、ようやく真剣になったのは高校3年生のお正月からでした。遅い。遅すぎる。浪人こそしなかったものの、偏差値50の大学に進学しました。仮に浪人していたとしても、努力が苦手なので翌年はもっとヒドい結果になっていたと思います。
一方、私には努力が得意な妹がいます。
彼女は、高校1年のころから「東大に行って検事になる」と宣言し、受験生の私がゲームをしているときも机に向かい、現役で東大に合格していました。しかも「センター試験を大失敗した」と言いながらも有言実行で合格していました。
個体差が少ないはずなのにこの差はなんだ。努力の差だと思います。
努力を楽にする方法はある
さて、そんな私もいまでは100名を超える企業の経営者です。 経営者や起業家というと、努力が得意と思われがちですが、いまでも超苦手です。
しかし、今の私は「努力を楽にする方法」をいくつか知っています。
- 具体的な目標を決める
- 期日を決める
- 宣言する
- 複数人ではじめる
- ご飯を賭ける
- お互いに進捗を共有する
- 第三者にも進捗をアウトプットしてホメてもらう
- ゲーム化して楽しめるようにする
- 3週間続けて習慣にする etc…
「水は低きに流れ、人は易きに流れる」と言いますが、要は、自分が易きに流れない仕組みをつくることができれば、努力は格段に楽になります。
例えばダイエット
例えば、2018年はダイエットをしたのですが、
「12人で」「ディナーを賭け」「目標体重と期日を決め」「進捗をスプレッドシートで共有し」「社員にも宣言し」「進捗やランニングのログを日報やTwitterに書き」…
というやりかたで、半年で20kg痩せました。
個人的には「社員に宣言する」が一番効くようです。「社長が未達でダサい」と思われるとリーダーシップも損なわれる気がして、勝手に心にブレーキがかかり、楽に努力できました。
また、食事を「炭水化物 : タンパク質 : 野菜」を「1 : 2 : 3」の比率で食べると良いと聞いてからは、「食べることを我慢する」というよりも「なんとしても野菜を獲得する!」というマインドになり、食事制限すら楽しくなりました。(ゲーム化)
例えば新規事業
ちなみに新規事業も、同じような理由であえてブログに書いています。
組織論も同じ考え方
組織論にも同じ考え方をしていて、「社員が易きに流れにくい仕組み」「楽に努力できる仕組み」「努力をすると得する仕組み」を意識しています。
また、応用として「課題解決のために、あえて易きに流れてもらう仕組み」をつくることもあります。部活制度は、この典型です。
部活制度
- 2部署以上かつ4名以上で遊べば1人1,500円支給(毎月リセット)
- 部活はいくつでも参加OK(1ヶ月で3つ部活に参加すれば1500円×3を支給)
- 部活はなんでもOK(うなぎ部、いきなりステーキ部などもあります)
- 乱立OK(ビール部、日本酒部、ウィスキー部など別れててもOK)
- 新入社員がはじめて参加した部活には5,000円を追加支給
「あ、今月うなぎ部まだやってない」「1,500円もったいない」「やらなきゃ」「新入社員の◯◯さん誘ってみうよ」と、わかりやすく易きに流れてくれます。会社としては、1人1,500円くらいで部署をまたいだコミュニケーション頻度が増えるのでありがたい限りです。
また新ルールとして「新入社員がはじめて参加した部活には5,000円を追加支給」を追加したら「新人が5,000円に見える」と、易きに流れまくってくれています。私にも新入社員の皆さんが5,000円に見えます。
ちなみにこのブログも…
同じような感じで、今年は毎週1本書こうと思います。
【宣言】今年は毎週ブログを書く。書かなかった本数 × 千円を @james_riney に奢ります
— 宮田 昇始 (@miyasho88) January 4, 2019
やっていき💪